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漫画『少年ノート』は、爽やかな切なさを届けてくれる漫画ですっ!!

少年ノート(1) (モーニングコミックス)

はわわっ、ネックですっ!

今回紹介する漫画は、『少年ノート』です。この漫画は、合唱部を舞台にした青春漫画です。そのなんともいえない切なさが、大変僕好みだったので紹介したいと思います。

 

ほんと、この切なさがたまりませんよ!なんというか、爽やかな切なさっていうの?読後感がものすごくよい切なさでした。

ということで今回は漫画『少年ノート』を紹介していこうと思います。

 

漫画『少年ノート』ってどんな漫画?

音に対して繊細で敏感な少年・蒼井由多香(あおい・ゆたか)は、今年から河美東中学校に入学することになった。入学式の前日、学校を下見に来ていた由多香は、合唱部の歌声に感動して泣いてしまう。

そして由多香は合唱部に入ることを決意する。天使の歌声“ボーイソプラノ”を持つ由多香と、合唱部のメンバーの間で繰り広げられる、切なくも爽やかな青春ストーリー。

 

漫画『少年ノート』の魅力

色彩鮮やかな合唱シーン 

僕がこの漫画を読んで一番驚かされたのが、合唱シーンです。思わず「なにこれ…すごい…!」と呟いてしまうほどの鮮やかさ。初見では度肝を抜かれました。

 

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いやいや、きれいすぎるでしょ!もう、溜息が出てしまうほど美しいです。

なんか、今まで読んできた音楽漫画の演奏シーンとは違うんですよね。ファンタジー的な描写をすることで音楽本来の楽しさというか、ウキウキ感というものを表してる感じ。

 

僕はこの合唱シーンを見て、子供の頃の、音程が外れていても好き勝手に楽しく歌ってた時期を思い出しました。周りのことを一切気にせず、ただひたすら音を楽しむ。それはすごく気持ちのいいこと。

でも、成長するにつれて、自分は歌うのが下手だからカラオケに行きたくないなとか思っちゃうんですよね。音を楽しむことこそが音楽なのに。

 

『少年ノート』の合唱シーンでは、「音を楽しむ」という音楽の本質を読者に思い出させてくれます。

 

ちなみに、この合唱シーン。毎回いろんなバリエーションで表現してくれるので、見ていて全然飽きない。飽きないどころか毎回ワクワクできて、とても楽しい!

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この合唱シーンでは背景に木を生やすことによって、彼らの歌のみずみずしさ、生命力を表しています(と僕は解釈した)。音が空間に広がっていく様子が感じられて、実に気持ちいいです(音楽を流しながら読むと、さらにいい)。

 

色鮮やかな合唱シーンがたくさん出てくるので、ページをめくっているだけでも心が躍ります。まるで絵本みたいな漫画です。

 

思春期の少年少女の悩み 

漫画『少年ノート』の魅力の一つが、合唱部で織りなされる、思春期の少年少女の悩みです。この漫画では主に、焦り、不安、嫉妬などなど、思春期真っ只中の少年少女が持つ感情にフォーカスしています。

また、この漫画は、合唱部のメンバー一人ひとりにスポットが当たる群像劇形式で物語が進んでいきます。

 

この合唱部のメンバー、一人ひとりの悩みにまつわるストーリーが、なんとも心に刺さるんですよ。

 

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特に、2巻の別役秋年(べつやく あきとし)くんのエピソードは印象に残ってますね。

 

彼は合唱部の部長であり、訳あって顧問の代わりに合唱の指導もしています。ただ、その指導も途中で上手くいかなくなるんですよ。

また、彼の家族は音楽一家でみんなある程度の実績を残しているのですが、彼は実績が全然ない。そんな状況で圧倒的な才能を持った主人公に出会ってしまう。

 

もう、どうしたらいいんだ!?という状態。自分には才能があるはずなんだ!それを示さないと!と思い込んで、誰にも頼ることができない。結果、八方ふさがり。その時に発した、このセリフ。

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この魂の叫びには、心がキューッと締め付けられた。この漫画は、中学生という多感な時期の子供たちの、どうにもならない気持ちを表すのが抜群に上手いですね。

 

この漫画では、こういった悩みを抱える少年少女が多く出てきます。そして、それを合唱部のみんなで解決していく。みんで解決するというと、なんか暑苦くてウザい感じがしますが、この漫画ではなんかこう自然な感じで解決するんだよね。

 

無理やり解決するんじゃなくて、側で一緒に歌うとか、友達のふとした発言がヒントになって本人が自力で解決するとか、そんなゆるい感じ。ゆるくて、優しくて、そして友達想い、そんなやわらか~い雰囲気の漫画です。僕は、そこがたまらなく好きなのです。

 

いずれ失われていくものの儚さ

この漫画の一番の魅力が、「いずれ失われていくものの儚さ」です。この漫画の主人公・由多香は抜群の才能を持つボーイソプラノです。しかし、ボーイソプラノというものは、来るべき声変わりで失われてしまいます。

 

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由多香や、同じボーイソプラノの歌手ウラジーミルは、やがて失われる声に悩み苦しみます。

 

このやがて失われるという「もののあはれ」な感じが、たまらなく切ない!!

 

「いつかは失われる、だから精一杯今を大切にしよう」口で言うのは簡単ですが、いざ実行しようとするの難しいものです。しかし、彼らは悩み傷つきながらもそれを受け止め、自分の人生を歩んでいくのです。

 

その姿が、かっこいい!でも、なんだか少し寂しい。もう、あの頃の君は帰ってこないんだという喪失感と、新たな君に出会えたことの嬉しさが複雑に絡み合って、なんともいえない気持ちになりました。

 

この切なさがたまらなく心地よいです。ちなみに切なさの種類でいうと、すげえ悲しい!泣ける!といった激しい、言うなれば動的な切なさではなく、爽やかなんだけどしんみりと心にくる静的な切なさですね。

卒業式の時に感じる切なさに近いかもです(←まあ、僕は陰キャなので卒業式まったく泣かなかったけどな、ふはははは!!)。

 

この漫画は、「もののあはれ」的な静かな切なさを、存分に楽しむことができる漫画です。爽やかだけど、ちょっと寂しい…そういった感覚が好きな人は、すごく楽しむことができる漫画ですね。

 

最後に

漫画『少年ノート』は、爽やかな切なさを届けてくれる素敵な漫画ですっ!!また、非常に読後感が心地良い作品でもあります。

僕と同じように切ない系の漫画が好きな人に対して、かなりおすすめの作品ですっ!

 

ということで今回は、漫画『少年ノート』の紹介を終えようと思います。

じゃあね~はわわ~

 

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