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漫画『向ヒ兎堂日記』感想。心がほっこりする妖怪漫画ですっ!

更新日:

はわわっ、羽輪のどかですっ!

今回紹介する漫画は『向ヒ兎堂日記』です。

この漫画は明治時代を舞台に、妖怪たちと主人公の交流を描いた漫画なのですが、妖怪好きでレトロ好きな僕にとってドンピシャでハマる作品でした!

しかも、優しい展開が多すぎてめっちゃ癒される~。

もう、ストーリーが温かすぎて、傷ついた僕の心にじわじわと沁みわたっていきますよ。ああ…優しい世界…最高!

ということで今回は、優しい妖怪漫画『向ヒ兎堂日記』を紹介していこうと思います。

 

漫画『向ヒ兎堂日記』あらすじ

明治になってから、「違式怪異条例」という条例が発布された。

この条例は、文明開化のために妖怪などという時代遅れなものは排除する、という考えのもとに生まれた条例である。

この条例のせいで、怪談本を所持していると懲罰を受けてしまう世の中になってしまった。

そんな時代に、妖怪関係の本を隠れて収集しているという不思議な本屋があった。

名は「向ヒ兎堂」。そこには不思議な力持つ店主・兎崎伊織(とざき いおり)、化狸の千代猫又の銀が暮らしていた。

(©『向ヒ兎堂日記』)

ある日、伊織と千代が店番をしていると、一人の妖怪が訪れる。

彼女は牡丹の花の妖怪であった。彼女の依頼は、取り壊し予定の屋敷に咲いている牡丹を、別の場所に植え替えること。

この屋敷の主人は代々、牡丹の花を大切に育ててきてた。

そのおかげで一輪の牡丹の花は、やがて妖怪となった。妖怪となった彼女は主人に恩返ししようと、より一層、牡丹の花をきれいに咲かせた。

その牡丹を見た主人はとても喜んだ。しかし、あまりにも長い間、牡丹の花は咲き続けていたため、それを見た人々は、「これはお化け牡丹だ」という噂を流してしまう。

それが「違式怪異」の耳に入り、結果、屋敷が取り壊されてしまうことに。

そこで彼女は、主人がずっと大切にしていた牡丹を取り壊しと同時に土に還るのを避けるため、向ヒ兎堂に花の植え替えを依頼したのだった。

(©『向ヒ兎堂日記』)

屋敷に向かった伊織たちの前には見事な牡丹の花が咲いていた。

さっそく植え替えようとする伊織たちであったが、何者かの怒声が響く――。いったい誰なのだろうか?違式怪異か、それとも…?

こんな感じの漫画です。全8巻で完結しています。

 

漫画『向ヒ兎堂日記』感想

「妖怪×明治の街並み」がオシャレすぎる

妖怪×明治の街並みっていう組み合わせが最高!

明治の街並みという和洋折衷なモノに、妖怪という純和風なモノが組み合わさることで独特の雰囲気が醸し出されています。

建物や服装が凝っているので、見ているだけで楽しいんですよね。

ページを眺めていると、明治のちょっとモダンな世界に引き込まれていってしまう…そんな感覚に陥ります。

そんなおしゃれな明治の街並みを、妖怪たちが跋扈するのです!

レトロ好きで妖怪好きの僕には楽しくてたまらない!特に、妖怪の猫たちが住んでいる町「猫屋横丁」に行く回とか最高だった…。

 

(©『向ヒ兎堂日記』)

ああ^~ねこまみれじゃあ^~。

この前のページで、伊織は千代ちゃんに手を引かれて秘密の通路を渡ります。

そして次のページをめくった瞬間に、このページがドーン!と出てくる。この演出は最高でしたね。思わず「おおっ!」と声が出てしまいました。

猫屋横丁以外にも、明治の街並みや妖怪たちの素敵なシーンがたくさんあります。それらを眺めているだけでも、楽しい気持ちになれますっ!

 

妖怪たちとの心温まる物語

この漫画は1話完結の話が多いです。だいたい困っている妖怪が、伊織の店を訪ねてきて伊織たちがそれを助けるという感じで話が進みます。

それで、毎回心がほっこりしちゃうんですよ。

すっごい感動できるとかではないんです。ただただ、心がほっこりして癒されます。正月にこたつでぬくぬくする時並みに心が安らいじゃう。

ストーリー的に心がほっこりする展開が多いのに、さらにかわいい妖怪たちが多いもんだから、ますます心がほっこりしてしまいます。

この漫画はどれだけ、僕の心を癒したら気が済むんだ…。

せっかくだから、少しだけ妖怪を紹介しますね。

(©『向ヒ兎堂日記』)

この子は、座敷童子の市ちゃんです。街をウロウロしていた時に、主人公・伊織に出会いました。ぐうかわですね~。

(©『向ヒ兎堂日記』)

こちらは、伊織の仲間の猫又・銀です。もふもふしていてかわいい。変化するとイケメン男子になります。変化せずにずっと猫のままでいてくれ…。

他にもクマとか河童とか、なんかよくわからん妖怪とかがたくさん出てきます。

だいたいみんなかわいいです。そんな可愛い妖怪たちが、心をほっこりさせてくれるストーリーを展開してくれます。

 

 徐々に判明していく謎

1話完結のほっこりする話だけかと思いきや、そうではないのがこの漫画のいいところ。物語が進むにつれて、どんどん謎が深まっていきます。

例えば、主人公の出生の秘密とか、なんで片目だけ目の色が変なのか?とか…。

そういった謎が物語が進むにつれどんどん増えていき、そしてじわじわと明らかになっていきます。

(©『向ヒ兎堂日記』)

また、敵対組織である「違式怪異」の本当の目的が、徐々に判明していくのですが、意外とヤバくて読んでいてドキドキ…。

そしてそれらの謎が全て回収されて、物語は完結します。

だから読後感はかなりすっきりしています。しかも、それでいて少し余韻を残した終わり方をするんですよね。まだ、この世界を味わっていたいな~と思わせる感じ。

このような終わり方は僕の大好物なので、すごくよかったですね~。

 

漫画『向ヒ兎堂日記』感想まとめ

漫画『向ヒ兎堂日記』は、ほんわかしていて癒される漫画ですっ!

妖怪好きの人は、読めば絶対に楽しめると思います!また、癒されたい人にもおすすめできる漫画ですね。

久々にいい癒し漫画を見つけた!と思ったら完結してしまいましたけど…もう少し続いて欲しかったよぉ~。

 

漫画『向ヒ兎堂日記』は、こんな人におすすめ!

  • ・妖怪が好きな人
  • ・レトロな雰囲気が好きな人
  • ・とにかく癒されたい人

ということで今回は、漫画『向ヒ兎堂日記』を紹介しました。超面白い作品なので、気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいっ!

 

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羽輪のどか

1年に1000冊以上のマンガを読んでるマンガ大好き小学生! 「ちょっとマイナーだけど実は面白い!」そんなマンガを紹介していこうと思いますので、よろしくお願いしますっ!

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