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【感想】『響~小説家になる方法~』はマンガ大賞をとって当然の漫画だった!

更新日:

はわわっ、羽輪のどかですっ!

今回紹介する漫画は、『響~小説家になる方法~』です。

この漫画は、圧倒的な才能を持つ女子高生・響が、小説家の世界で無双する、いわゆる俺TUEEE!系の漫画となっています。

結論を言うと、正直めっちゃ面白かったです。

俺TUEEE!系って結構陳腐な話になりやすいんですが、この漫画はきちんとストーリーが練られているので、非常に濃密な物語となっていました。

ということで今回は、漫画『響~小説家になる方法~』を紹介しようと思います。

 

漫画『響~小説家になる方法~』あらすじ

とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。

編集部員の花井は、応募条件を満たさず、ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。

封を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説であった。作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない・・・

天才文学少女・鮎食響(あくいひびき)が文学界で大旋風を巻き起こす!といった内容の漫画です。また、文学少女の響と、他の文芸部員が織りなす青春物語でもあります。

 

漫画『『響~小説家になる方法~』感想

圧倒的個性を持つ主人公・鮎食響

この漫画の面白さの大半は、鮎食響の存在によって成り立っています。

響は常に本を読んでいる少女で、文章を書くのがめちゃくちゃ上手いという特徴をもつキャラクター。

ただ、これだけだと、どこにでもいそうなキャラクターですよね。しかし、響というキャラクターにはもう一つの特徴があります。

その特徴とは「自分の感性にひたすら正直に生きている。」ということ。

それも凡人からしたら病的に感じるほど正直です。この特徴が、他のキャラクターにはない圧倒的な個性を生み出しています。

例えば、友達の女の子が小説家の先生に嫌がらせをされているシーン。

響はこの時、小説の新人賞に応募しています。そしてその賞の審査員が、今、嫌がらせをしている小説家の先生です。

普通だったら、「ここで先生の気に障ることをしたら入賞できないかも…」と思って見て見ぬふりしてしまいそうですよね。

しかし、響は違います。なんと先生の顔面に回し蹴りを食らわせます。

(©『響~小説家になる方法~』)

そして、響は「友達がいじめられてたから助けただけ」と平然と答えます。かっこよすぎだろ!

この時の響には新人賞がどうだとか、そういうことは一切頭にないんですよね。友達がいじめられてるから助ける、ただそれだけ。どこまでもシンプルな思考です。

「自分が正しいと思ったことを全力でやる。世間体とか社会とかそんなつまらんものは知らん」というメッセージを響からは感じます。

どこまでも自分の感性に正直に生きていてかっこいい!最高にロックですよ!

病的なまでに自分の感性に正直に生きる少女・響。彼女から目が離せません。

 

「天才」という存在を描くのが上手い

この漫画のテーマの一つに「才能」というものがあるんですけど、この漫画の作者は「天才」という存在を描くのが非常に上手いですね。

この漫画では響という天才を、「日常の何気ない1コマで、響の異常性を表す」といった手法で表現しています。

例えば、相手の書いた作品を批評するシーンでは、「あなたの作品は独りよがりだ。ただ、この作者は文学っぽいことがしたいんだな、としか思わなかった。」と一切の遠慮なく切り捨てます。

ちなみにこのセリフ、相手が響の作品を褒めた直後に言ってますからね。普通、自分の作品を褒めてくれた相手には、お世辞を言ってでも褒めるでしょ。

でも、響は自分の思ったことを噓偽りなく言う子なので、相手にとってキツイ言葉でもハッキリと言います。

 

(©『響~小説家になる方法~』)

こちらは、ずっと賞をとれなくて、自殺しようとしてる小説家に対して喝を入れるシーン。

キツイ物言いですが、自殺しようとしている小説家を励ましていることがわかります。

また、響に批評された作品を書き直してきた子には、「前より、格段によくなっている」と素直に褒めています。

良くも悪くも、自分の思ったことを正直に伝えてしまうんですね。

このように、響はダメだと思ったときは否定するし、よいと思ったことは素直に褒める少女です。

どんな場面でも本音で語る響に、異常性を感じるのと同時に非凡な才能を感じますね。

どこまでも、誰よりも、正直に生きている彼女が書く小説は、そりゃすごい小説になるだろうという、説得力があります。

 

読むと響のファンになってしまう

天才というものは、多くの人を魅了するものです。響も例外ではありません。この漫画を読んでいく内に、どんどん響の虜になってしまいます。

次はどんな、とんでもないことをしでかしてくれるんだろう?とドキドキが止まらない。そして、ページをめくる速度が速くなっていく。気づいたら最新刊の6巻まで、一気に読み終えてました。

また、普段はクールなのにたまにかわいい顔を見せるんですよね。ギャップがやばい。こりゃあファンになるわ。

 

才能がある者と才能がない者との対比

『響~小説家になる方法』では響と並んでもう一人の主人公がいます。凜夏(リカ)という女の子です。

(©『響~小説家になる方法~』)

リカは文芸部の部長で響の先輩に当たります。彼女は派手な見た目と裏腹に、幼いころから様々な本を読み、小説を書く練習をしてきました。

リカの書く小説は一般人が書くものとは思えないほどにレベルが高いです。

しかし、あくまで一般人が書くにしては上手いという評価です。響のように、全ての人を驚愕させるレベルの作品ではありません。

(©『響~小説家になる方法~』)

響はすごい作品を生み出せるのに、自分にはそれができない。

半ば上手く書けてしまうがゆえに、響と自分の埋めようのない差を否応なしに感じてしまう。リカはその現状に思い悩みます。

この、才能を持つ者と持たない者の対比が、この漫画をただの俺TUEEE!ものでは終わらせなくしています。

近くで圧倒的な才能を見せつけられて、絶望するリカ。しかし、彼女は小説家になるという夢を捨てきれません。

どんなにボロボロになろうとも、自分に才能がないことを自覚しようとも、小説を書き続ける彼女の姿は、不格好だけど美しい。

僕は凡人なので、ついついリカに感情移入してしまいましたね。

リカは最終的にどういった道を選ぶのでしょうか。小説を書くことを止めるのか、続けるのか。もしくは小説とは全く違う分野の物書きになるのか。

リカは響の才能にどのように折り合いをつけるのかが、今から気になって仕方ないですっ!

 

漫画『響~小説家になる方法~』感想まとめ

『響~小説家になる方法~』は「才能」というテーマに真摯に向き合った作品ですっ!

有り余る才能を持つ響と、凡人のリカ。この正反対の二人は、これからどんな人生を歩んでいくのか…非常に気になります。

また、単純に響が無双していく様子は、見ていてスカッとしますね。小説界のおおごしょをバッタバッタとなぎ倒していく響ちゃん、かっこいんじゃあ~。

 

漫画『響~小説家になる方法~』は、こんな人におすすめ!

  • ・俺TUEEE!系が好きな人
  • ・才能がなくて思い悩んでいる人
  • ・多くの人々が関わるヒューマンドラマが好きな人

ということで今回は、漫画『響~小説家になる方法~』を紹介しました。超面白い作品ですので、気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいっ!

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羽輪のどか

1年に1000冊以上のマンガを読んでるマンガ大好き小学生! 「ちょっとマイナーだけど実は面白い!」そんなマンガを紹介していこうと思いますので、よろしくお願いしますっ!

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