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漫画『彼方のアストラ』感想。驚きの連続で常にハラハラのSF漫画!

彼方のアストラ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

はわわっ、ネックですっ!

今回紹介する漫画は『彼方のアストラ』ですっ!この漫画は『SUKET DANCE』で知られる篠原健太先生がジャンプ+で連載していた作品です。

 

内容は、宇宙旅行中に遭難してしまった主人公たちが、様々な惑星を冒険しながら故郷を目指すといった漫画でした。

これが、もう本当に面白くてヤバかった。常にドキドキしっぱなしで気が付いたら一瞬で全巻読み終わってたレベル。最近の漫画の中では、頭一つ抜き出てますね。

 

ということで、今回はSF冒険漫画『彼方のアストラ』を感想を交えながら紹介していこうと思います。ネタバレはないです。

 

※ちなみに、こんな記事も書いています。

www.nek654-yurulife.com

 

 

漫画『彼方のアストラ』あらすじ

西暦2063年の近未来──主人公・カナタたちキアード高校B5班のメンバーは、5日間の惑星キャンプを行う予定だった。

惑星マクバに降り立ったカナタたちは、これから起こる楽しいキャンプにワクワクが隠せない。

 

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(©『彼方のアストラ』)

しかしカナタたちは、突如現れた謎の球体によって宇宙空間に吹き飛ばされてしまう。

たまたまそこにあった宇宙船に乗り込むことで一命をとりとめた彼らであったが、そこで衝撃の事実が発覚する。

 

なんと彼らが今いる場所は、元いた場所から5千12光年離れた場所であった…。

 

漫画『彼方のアストラ』感想

未知の惑星でサバイバル!

謎の球体によって未知の惑星に送られてしまったカナタたちは、無事に帰還するためにサバイバル生活を送ります。

 

 

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(©『彼方のアストラ』)

未知の惑星では、見たこともない動物や植物がいっぱい!カナタたちは初めて見る景色に戸惑いながらも、生きて故郷に帰るため、惑星の探索を続けていきます。

誰も知らない広大な世界を冒険していくカナタたちの姿を見ていると、年甲斐もなくワクワクしてしまいました。やっぱり、未知の惑星を冒険するってのはロマンですよね。

 

『彼方のアストラ』では美しい景色やヘンテコな動植物が、読者に「未知の世界」に紛れ込んでしまった感を与えてくれます。まるで、自分も冒険しているみたいで、とても楽しい。

 

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(©『彼方のアストラ』)

過酷なサバイバル生活中に、ゆる~いギャグが出てくるのも面白いです。

未知の惑星に遭難してしまうというかなりヤバイ状況であるにもかかわらず、ちょこちょこゆるいギャグが出てくるのが、なんだか微笑ましい。

ついつい、クスッと笑っちゃいました。

 

しかし、なんといっても宇宙は危険に溢れています。カナタたちは、予測できないトラブルに巻き込まれ、絶体絶命の危機に陥ることも!

 

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(©『彼方のアストラ』)

ですが、そんな危機的状況に遭遇しても、カナタたちは決して諦めません。生きて帰るために、みんなで協力して困難に立ち向かっていくのです。

この、「全員で協力して困難に立ち向かっていく」シーンがとにかく熱い。この漫画はSF漫画なんですけど、なんというか青春もののような爽やかな熱さを感じます。

 

未知の惑星を冒険するというロマンあふれる展開と、仲間と協力して困難に打ち勝つという熱い展開が魅力的な漫画ですね。

 

徐々に団結していく仲間たち

惑星旅行に出発することとなったケアード高校B5班のメンバーは、全員が初対面でした。

そんな状態で、いきなり宇宙で遭難してしまう訳ですから、メンバー間での衝突がたびたび起こってしまいます。

 

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(©『彼方のアストラ』)

しょっちゅうケンカしたり、「俺はお前たちを仲間と思っていない」と他のメンバーと壁を作ったり…。

そんな、バラバラなB5班のメンバーだったのですが、未知の惑星で起こる様々なトラブルに巻き込まれ、それを乗り越えていくうちに少しづつ打ち解けていきます。

 

絶体絶命の状況ですから、協力しないと生き残れません。互いに協力して数多くの死線を乗り越えていくことで、いつしか彼らには真の友情が育まれていく…。

この、熱い友情が本当にたまらない。

 

最初敵対的だったメンバーが、仲間のために本気で行動しようとするシーンとか胸が熱くなりましたよ。

こういうシーンはベタなんですけど、やっぱいいもんですね。思わず涙腺がうるっと来ちゃいます。

 

また、主人公のカナタがすごく熱くていい奴なんですよ。

カナタは中学の頃に山で遭難し、引率の先生を助けることができずに死なしてしまう、といった辛い経験をしています。

 

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(©『彼方のアストラ』)

それ以来「今度こそ誰も死なせない!」と決意したカナタは、なんとしてでも仲間を守ろうと困難に立ち向かっていくのです。

 

その姿が超熱くて最高!すごく好感がもてるキャラクターですね。

自分も下手したら死んでしまうかもしれないのに、それでも仲間を助けるために全力で行動する姿は、めっちゃ胸に刺さります。カナタ君かっこよすぎぃ…。

 

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(©『彼方のアストラ』)

そして、カナタたちB5班のメンバーは困難を乗り越えていく内に、いつしか硬い絆で結ばれていくのです。最初はあんなにバラバラだったの、お前ら成長しやがって…。

この一致団結感が最高ですっ!

 

仲間たちとの熱い友情がたまらない、そんな漫画です!

 

突然明らかになる衝撃の事実

『彼方のアストラ』の一番面白いところがこれですっ!

最初はただのサバイバル漫画かと思いっていたのですが、途中からとんでもない事実が発覚しだして、めっちゃびっくりした。

 

特に3巻あたりからの、隠された事実が少しづつ発覚していく展開がヤバいです。あまりにも衝撃の展開すぎて空いた口がふさがらなかった。

「マジで…。いやいやいや、それマジですか…。」って何回も呟いてしまうぐらいのヤバさ。

 

今までもちょこちょこ大変な展開はあったけどさあ、まさか世界観を根本から揺るがすようなヤバいのが出てくるとは思わないじゃん。いや~ほんとすごかった。

 

しかも一つデカい事実が出てきたと思ったら、さらに連続でもっとヤバい事実が出てくるんですよ。どんだけ僕をドキドキさせたら気が済むんだ!

もう続きが気になりすぎて、気が付いたら一気に全巻読んでしまいました。

 

ああ~ネタバレしたいいいいいい!!!めっちゃ誰かに伝えたい、この漫画の本当の面白さを!

でも、やめときます。だって予備知識なしで、純粋に楽しんで欲しいもん。だから我慢します。

 

……ああ、でもやっぱり誰かに言いたい……。

 

爽やかなラスト

すごく綺麗に完結した漫画ですね。

仲間たちとの真の友情が素晴らしいし、何気ないシーンの伏線回収も見事だったし、とても完成度の高い漫画でした。

また、ラストも爽やかな終わり方で読後感は非常に充実した気分になれました。これは、間違いなく名作ですね。

 

漫画『彼方のアストラ』感想まとめ

漫画『彼方のアストラ』は、最後までドキドキワクワクできる完成度の高いSF漫画ですっ!

いやーホント最高。5巻でここまで濃密に物語を構築するとは、篠原先生のその手腕に思わず脱帽です。

 

最近のSF漫画の中では、間違いなく名作に入る漫画ですね。読みやすいし面白いしで、漫画の大事な基本をしっかり押さえた漫画となっています。

老若男女問わずおすすめできるSF漫画ですっ!

 

おすすめ記事

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こちらの記事では、今までに読んだ漫画の中で特に面白かったものをランキング形式で紹介しています。

少しマイナーな漫画が多めに入っているので、もしかしたらまだ見ぬ面白い漫画に出会えるかもしれませんよ♪  

『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』感想。独特の世界観が魅力のファンタジー漫画!

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

はわわっ、ネックですっ!

今回紹介する漫画は『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』です。この漫画は、「魔法律」という幽霊を裁く法律を駆使して悪い幽霊を退治していくといった、ファンタジーバトル漫画になっています。

 

その独特の世界観や、少年漫画らしい熱くてワクワクしてしまう展開がとても面白い漫画したっ!

というわけで今回は漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』を、感想を交えながら紹介していこうと思います。ネタバレはないです。

 

※ちなみに、こんな記事も書いています。

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漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』あらすじ

街の一角の目立たない場所に、とある事務所があった。その事務所の名は「六氷魔法律相談事務所」。ここは、幽霊関係のトラブルを解決する相談事務所である。

 

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(©『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』)

ある日、所長・六氷透(ムヒョ)と助手の草野次郎(ロージー)の二人が暇をしていたところ、一人の少女が訪れてきた。どうやら彼女は、死んだ親友の霊によって苦しめられているらしい。

 

執行人であるムヒョは、魔法律という幽霊を裁く技を駆使して、悪霊たちに立ち向かっていく…。

こんな感じの漫画です。ジャンルはファンタジー・バトル漫画。全18巻で完結しています。 

 

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』感想

幽霊×法律という独特の世界観

『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』は、魔法律という技を使って幽霊たちを除霊していくファンタジー・バトル漫画です。

この幽霊×法律という他に類を見ない設定が、独特の世界観を生み出しています。

 

特に、人間に呪いを浴びせるという幽霊の基本的行動を、様々な罪状に当てはめて処罰していくという発想が面白いですね。

地縛霊に対しては「現世長期滞在の罪」で処罰、憑りつきに対しては「人体無断寄生の罪」で処罰といったように、思わず「なるほど!」と納得してまうような言葉のチョイスがすごい。

 

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(©『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』)

また、ムヒョの手によって出現する使者たちもバリエーションが豊富で面白い。

「魔王の影の刑」や「魔列車の刑」や「魔元帥の刑」など、様々な使者たちが、悪事をはたらく幽霊たちをことごとく地獄送りにしていきます。

 

この「使者たちを召喚して悪霊を倒す」という展開が、非常に厨二病を揺さぶるものでして、刑を執行するシーンになるたびに毎回ワクワクしながら読んでいましたね。

 

また、上の画像からもわかるように、味方である使者の姿が邪悪そのものなのも魅力的。正直どっちが悪者かわからないよね、これ。目玉いっぱいついてるし、怖すぎです。

 

ただ、この邪悪な存在を使役して邪悪な悪霊を倒すというのが、「悪を征して悪に勝つ」みたいで、とてもかっこいいんですよ。ああ、たまらん。

 

また、かっこいいだけでなく、使者のおどろおどろしい感じが独特な世界観作りに一役買っています。このダークな世界観がとても僕好みでいいですね~。

 

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(©『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』)

バトルシーンも迫力満点で、とても引き込まれます。

異形の姿をした悪霊と、使者を従える執行人のぶつかり合いがかっこいい!けどそれと同時に恐ろしい!

不気味な化け物同士の緊張感あふれる戦いが繰り広げられていきます。

 

そんな恐ろしい怪物同士の戦いですが、少年漫画らしくキッチリと王道を抑えているところが、これまたステキ。

仲間を守るために命を張る!そんな熱い展開に、ドキドキしっぱなしで、気が付いたら一瞬で数ページ読んでたなんてことも、しばしば。

 

ダークで怪しい世界を舞台に、熱いバトルが繰り広げられる…そんな漫画になっています。

 

ほろりと泣けるシーン

ムヒョロジではときどき、思わずほろりと涙が出そうな展開になります。これが本当にいい!

 

無理やり泣かしてやろうとかじゃなくて、勝手に心が込みあがってきて結果的に涙がちょっとでちゃうって感じが、個人的にいいな~と思いましたね。

頻繁に泣けるシーンを入れるのではなくて、偶に入れてくるからこそ、余計に心に響くんです。このバランス感覚がすごく上手い。

 

ムヒョロジではいろいろと素晴らしいシーンがあるのですが、特に、物語中盤から出てくる毒島春美と梅吉というキャラが活躍する回が、かなり好きです。

この二人が活躍するシーンって泣ける率高いんだよなあ。

 

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(©『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』)

寿命を犠牲にして戦う春美と、臆病だけれど勇気を振り絞って戦う梅吉の姿が、めっちゃ心に響くんですよ。

大切な仲間を守るために身を呈して戦う二人に、思わず眼がしらが熱くなってしまいました。

 

こういう王道な展開っていいよね…。お決まりの展開だけど、ついつい熱くなってしまいます。

 

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(©『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』)

あと、15巻のエンチューとの戦いもよかったですね~。

あんまり書くとネタバレになるから書きませんが、心に響く熱い友情が炸裂しまくりで、たまりませんでした。ああ、友情って本当に尊い…。

 

このように思わずほろりと泣いてしまうシーンが、とても魅力的な漫画です。

 

ロージーの成長

天才少年ムヒョの助手であるロージー。彼はとても女々しくてヘタレ野郎です。その証拠に作中でもしょっちゅう泣いています。

そんな臆病で泣き虫なロージー君が成長する様子を、丁寧に描いているのが『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』です。

 

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(©『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』)

立ちはだかる困難に泣かされながらも、大切な友達のために強くなろうと頑張り続けるロージーの姿が心を打ちます。

ロージーは誰よりも優しくて健気ですっごくいい子なんですよ。そんな子が「みんなを守れるぐらい強くなろう」と一生懸命努力しているようすを見ているとさあ、なんだか応援したくなっちゃう。

 

そして、簡単にはロージーをパワーアップさせないのが、この漫画いいところ。

ロージーは物語が進行するにつれて、少しづつ少しづつ成長していきます。しかし、ロージーの成長が追い付くより前に、強い敵とバトルすることが多い。

 

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(©『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』)

そのせいで、ロージーは自分の弱さに打ちのめされます。しかし、泣いて落ち込みながらも、仲間の力を借りて一歩一歩先に進んでいく。

そして全力で努力していく内に、いつしかロージーは強く望んでいた「みんなを守れるぐらいの力」を得るのです。

 

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(©『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』)

絶体絶命のピンチの時に、ロージーの最後の一手で勝利を手にしたときとか、すっごい感動しましたね。「よくやった。よくやった。あんなに頑張ってたもんなロージーぃ…。」という気持ちになっちゃいました。

 

強くなったロージーを見て、ついに天才少年のムヒョがロージーを認めるところとか、ホント胸熱の極み!

ロージーの成長を非常に丁寧に描いているのが、とても素晴らしいなと思いました。

 

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』感想まとめ

漫画『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』は、独特の世界観とほろりと泣けるシーンが魅力的なファンタジーバトル漫画ですっ! 

 

幽霊を法律を使って倒すという独自の世界観と、たまに出てくる泣けるシーンがたまりませんでした。見た目と裏腹に、すごく王道で読みやすい少年漫画ですね。

少し変わった雰囲気の少年漫画を読みたい人に、おすすめの漫画ですっ!

 

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漫画『幽麗塔』感想。謎の時計台で起こるサスペンスホラー漫画!

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はわわっ、ネックですっ!

今回紹介する漫画は『幽麗塔』です。この漫画は、莫大な財宝が眠る時計台を舞台に、様々な猟奇的な事件が起こっていく…という感じの漫画です。いわゆるサスペンス・ホラー漫画ですね。

 

正直、めっちゃ怖かったです。

この漫画は『医龍』の作者・乃木坂太郎先生によって描かれているのですが、その持ち前の画力でグロい描写をどんどんやるものだから怖くて怖くて…。

でも、ストーリー構成がしっかりしていて超面白かったので、全部読めちゃいました。

ということで、今回は漫画『幽麗塔』を、感想を交えながら紹介していこうと思います。ネタバレはないです。

 

※ちなみに、こんな記事も書いています。

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漫画『幽麗塔』あらすじ

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(©『幽麗塔』)

昭和29年──無職童貞のダメ男・天野太一は、カストリ雑誌(エログロ系の雑誌)ばかり読んで引きこもるという、無為な時間を過ごしていた。

 

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(©『幽麗塔』)

そんなある日、タイチは美少年・沢村鉄雄に出会う。テツヲはタイチに「幽霊塔の秘密を解き明かして、一緒にお金持ちにならないか?」と提案。

その話に乗ったタイチは、テツヲと共に金銀財宝が眠る時計台「幽霊塔」に向かうのであった。

 

昭和27年に老婆が時計の長針と短針に括り付けられ、下半身が180度曲がって死ぬ…。そんな悲惨な事件が幽霊塔で起こっていたことを、この時のタイチは知る由もなかった…。

 

こんな感じの漫画です。ジャンルはサスペンス・ホラー。全9巻で完結済です。

 

漫画『幽麗塔』感想

レトロでホラーな世界観

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(©『幽麗塔』)

漫画『幽麗塔』は、昭和29年(1954年)を舞台にタイチとテツヲが、莫大な財宝が隠されている時計塔を巡って事件に巻き込まれていく…といった話です。

 

この昭和29年というのが、すごくいい。昭和29年と言えば、戦後間もないころですよね。まだ、治安も安定しておらず、科学も発展していない。夜はほとんど街灯もなく、辺り一面は闇の中。

 

こういった昭和特有の不気味な雰囲気が、非常にホラーにマッチしています。何が出てきてもおかしくない、昭和の暗い世界観が読者を恐怖の渦に叩き込んでくれますね。

 

また、『幽麗塔』はホラー描写がかなり気合が入っていて、正直かなり怖い。ビビりの僕は、絶対夜に1人で読みたくないレベルでした。(だから夕方に読んでた)

高い画力でグロい描写や不気味な描写をガンガンやっていくので、怖さに拍車がかかるんですよね。

 

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(©『幽麗塔』)

「死番虫」と呼ばれるマスクを被った男に追い回されたり、謎の村で村民に捕まり殺されかけたりと、心臓の弱い僕はパニックホラーな展開にヒヤヒヤしっぱなしでした。

 

そして、ここでも昭和29年という時代背景がマッチするんですよ。この頃って今に比べて警察の捜査や法制度が杜撰なので、何が起こってもおかしくない雰囲気がある。

変質者がたくさんいそうだし、街角で殺人鬼に追い回されても警察はなんの捜査もしてくれなさそう(めっちゃ偏見ですが…)。

こういった何が起こるかわからない不気味な雰囲気が、『幽麗塔』の魅力ですね。

 

少しづつ明かされていく謎

『幽麗塔』はホラー要素だけでなく、推理モノ要素もある漫画です。

 

『幽麗塔』では莫大な資産が隠されている時計塔を巡って、様々な怪事件が起こります。

 

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(©『幽麗塔』)

時計台に磔にされ上半身と下半身の骨が折られた死体が発見されたり、財宝を守る時計台の罠にやられて無残な姿になった死体が出てきたり…と恐ろしい事件が次々と発生していくのです。ああ、怖いぃぃ…。

 

また、時計塔を守る番人「死番虫」がヤバい。彼は時計塔に近づく人間を無差別に殺していきます。しかもかなり残虐に…。

そして「死番虫」の正体は誰にも分らないのです。一体、誰が死番虫となって連続殺人を繰り返しいるのか、そもそも何のために時計塔に来る人を殺害しているのか…謎は深まるばかり。

こういった謎を、主人公のタイチとテツヲが追っていきます。

 

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(©『幽麗塔』)

特に死番虫の正体にはドキドキさせられましたね。本当にいいところで顔が見えないようになってるから、余計に正体が気になって気になって仕方がなかった。

しかも、この漫画、怪しいキャラクターばっかりだからみんな犯人に見えるんだよね。特に、時計台の主の丸部とか怪しすぎる。だって、こいつ検事のくせに平気で証拠のねつ造するんだもん。

丸部以外も悪い意味で個性あふれるキャラクターばかりなので、誰が犯人か全然わかんなかった。

 

しかし、物語が進むにつれて段々と容疑者がしぼられていきます。僅かな手がかりが、積み重なっていき、やがてそれが真犯人を追い詰めていくのです。

 

この少しづつ真相に近づいていく感じが、たまりません。

そして、こいつ犯人だろ!と思ったら実はミスリードだったりするところとか、最高にクール。やっぱりミスリードは推理モノの王道ですよね。

バカな僕はまんまと引っかかってしまいましたが…ぐぬぬ…。

 

死番虫の正体以外にも、時計台の仕掛け、時計台で過去に殺人を起こした少女・藤宮 麗子の正体など様々な謎がタイチとテツヲの前に立ちふさがります。

彼らと共に、自分なりに推理しながら読んでいくと面白いですよっ!

 

タイチの成長

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(©『幽麗塔』)

無職童貞のダメ野郎・タイチが、だんだんと成長していく様が熱いです。

タイチは常に劣等感を抱いて生活しており、さらには自分の体裁を保つためについつい嘘をついてしまうという根っからのダメ男。

さらにはテツヲに常に守られっぱなしという体たらく。

 

そんなダメ人間なタイチですが、テツヲとの冒険を続けていく中で少しづつ少しづつ強くなっていきます。特に後半のタイチの成長ぶりには目を見張るものがあります。

急に成長するだけならただの俺TUEEE!!漫画と一緒なんですが、『幽麗塔』はとても心理描写が丁寧な作品。

だから、タイチがどんなふうに葛藤して苦しんで、それを乗り越えていったかがハッキリと分かります。そこがいい!!

 

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(©『幽麗塔』)

あらゆる苦難を乗り越えて、いつしか大切な人であるテツヲを守れるぐらいになったタイチ。その姿はとてもかっこよくてきらめいて見えました。

僕自身、タイチと似たような性格をしているので、どうしても彼に感情移入してしまうんですよ。そんな僕とそっくりなタイチが成長していく様子に、心揺さぶられました。

 

漫画『幽麗塔』感想まとめ

漫画『幽麗塔』は万人が楽しめるサスペンス・ホラー漫画ですっ!

身をゾクゾクさせるようなホラー描写に、知的好奇心をたぎらせる推理要素。そして、タイチとテツヲの美しい友情。全てが高水準でまとまったレベルの高い漫画ですね。

 

ホラー・サスペンス漫画をあまり読まない人にも、すごくとっつきやすい漫画だと思います。内容もしっかりしてるし、全9巻という少ない巻数なので手に取りやすいし。

こういったジャンルに少しでも興味がある人は、手に取ってみることをおすすめします。

 

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